喪中はがきはいつまでに出す?書き方や注意点、今さら聞けない!を徹底解説

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今年もあと少し。この時期になると年賀状のことを考える時期になるのではないでしょうか。しかし、身内・親族に不幸があり喪中の方は正月の祝いや年賀状を控えることが一般的です。

喪中は何回も経験するものでなかったり、いきなりで喪中はがきをどのように出したらいいかわからないという方は、この記事を読んでいただけると、喪中はがきについて理解できます。

本記事では、喪中はがき、喪中とは、喪中はがきを出す時期、喪中の範囲、喪中はがきを送る範囲、書き方、注意点、出すのが間に合わなかった場合などについてお伝えしていきます。


目次

喪中はがき

日本での文化的な習慣として、近親者が亡くなった際に新年の挨拶を遠慮する旨を知らせるためのはがきです。これは一般的に年賀状の時期である年末に送り、新年の祝い事を避ける意思を伝えることで、相手に年賀状を送らないよう知らせます。

「喪中(もちゅう)」とは

近親者が亡くなった後に一定期間、喪に服して故人を悼み、祝い事を慎むことを意味します。一般的に、家族や親しい親族が亡くなった際に、この期間は新年の祝賀を控えるなどの習慣を守ることが「喪中」とされています。

喪中の習慣

  • 期間: 喪に服する期間は宗教や地域によって異なりますが、一般的には1年とされています。ただし、親族や関係の深さにより期間が異なることもあります。
  • 行動: 新年の挨拶を控える、結婚式やお祝い事を控える、神社への参拝を避けるなどの行動が含まれます。
  • 喪中はがき: 新年を迎える前に、喪中であることを知らせるはがきを送ることが一般的です。これにより、相手に年賀状の送付を控えてもらうなどの配慮ができます。

喪中の期間は個人の考え方や地域の慣習により異なることもありますが、故人を思い偲ぶ時間として、祝い事を慎むのが日本の伝統的な慣習です。

喪中はがきを出す時期

11月中旬から12月初旬が目安とされています。この時期に送ることで、相手が年賀状を準備する前に届くように配慮ができます。

特に、早すぎると相手が忘れてしまうことがあるため、11月中旬以降に送るのが良いとされていますが、12月半ばまでに届くよう調整するのが一般的です。

喪中の範囲

  1. 親(父・母)
  2. 配偶者
  3. 兄弟姉妹
  4. 祖父母(生計を共にしている二親等)
  5. 義理の父母(配偶者の両親)

これらの親しい親族が亡くなった場合、喪中として新年の挨拶を控えるのが一般的です。ただし、その他の親戚(叔父・叔母、いとこなど)の場合でも、特に親しい関係であった場合は、個人の判断で喪中とすることもあります。

喪中はがきを送る範囲

亡くなった故人と親しい関係があった相手や、日ごろから年賀状のやり取りをしている人が一般的です。具体的には、以下の範囲が参考になります。

  1. 親族や親しい友人: 故人と特に親しい関係があり、亡くなったことを知っておいてもらいたい人。
  2. 年賀状のやり取りをする知人や職場関係者: お互いに年賀状を送り合う習慣がある場合、突然の年賀状欠礼が無礼とならないよう通知するためです。
  3. 遠方の親戚: 年に一度の年賀状でのみ連絡を取り合うような親戚にも、喪中である旨を伝えます。

ただし、普段からあまり連絡を取らない方や仕事で関わりが薄い方などには、必ずしも送る必要はありません。

相手が喪中の場合も基本喪中はがきは出しましょう。

喪中はがきの書き方

以下のポイントを押さえると失礼なく伝えることができます。

基本構成

  1. 冒頭の挨拶
    • 定型的な挨拶で始めます。「喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます」といった言葉で、年始の挨拶を控える旨を伝えます。
  2. 故人について
    • 故人の関係性、名前、亡くなった時期を簡潔に伝えます。
    • 例: 「去る〇月に、父〇〇が永眠いたしました。」または「昨年〇月に母が他界いたしました。」といったように、時期と故人の関係を記載します。
    • 夫婦連名で喪中はがきを出す場合、基本的には「世帯主から見た続柄」を記載します。例えば、世帯主が夫のケースにおいて、夫の母が亡くなった際の喪中はがきには「母」を、妻の母が亡くなった際の喪中はがきには「義母」などを書きます。後者の場合、妻にとっては、自分の名前も入っている喪中はがきで実の母に「義」とつけることに抵抗があったり、「丈母」よりも分かりやすい表記にしたいと考えたりするかもしれません。そのような場合には、「妻〇〇の母」と記載してもよいでしょう。
  3. 感謝の言葉
    • 日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちを添えます。
    • 例: 「生前中のご厚情に心より感謝申し上げます。」
  4. 締めの言葉
    • 最後に、新年の挨拶を控える旨を改めて述べ、挨拶を結びます。
    • 例: 「本来なら年始に皆様のご多幸をお祈りすべきところですが、失礼させていただきます。」

書き方の例


喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます。
去る〇月に母〇〇が永眠いたしました。
長年にわたり賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。
どうぞ来年も変わらぬご交誼のほど、お願い申し上げます。

喪中はがきを書く際の注意点

1. 句読点を使わない

  • 日本の伝統的な書式では、句読点を避けることが一般的です。句読点なしで自然に読みやすい文章を意識します。

2. 文面は簡潔に

  • 喪中はがきの文章は、シンプルで品のある表現にまとめます。悲しみの気持ちや個人的な詳細は控え、故人と受取人への配慮を表します。行書体や明朝体を使用しましょう。

    3. 華美なデザインや色を避ける

    • 喪中はがきは白黒が基本です。色付きのインクやデザイン性の高いはがき、派手な装飾は避けましょう。私製の喪中はがきを使用する場合は、弔事用の普通切手を貼ります。

    4. 使う表現に注意する

    • 喪中はがきでは「ご逝去」「他界」「永眠」など、控えめで礼儀正しい表現を使います。例えば、「冥福を祈る」などの宗教的な言葉は避けるのが無難です。

    5.一字下げを行わない

    喪中はがきは、結婚式の招待状や表彰状と同じく儀礼的な挨拶状であるため、行頭の一字下げを行いません。このルールは、伝統的な形式として定着しています。

    6. 送る時期に配慮

    • 11月中旬から12月初旬が適切な時期です。

    これらの点に気をつけ、受け取る方の気持ちにも配慮した丁寧な文面を心がけると良いでしょう。

    喪中はおめでたいことを避ける期間なので、一般的に慶事(おめでたい)内容は書かないよ。また、近況報告や結婚報告、転居のお知らせ等の記載は基本的にマナー違反となるよ。
    その場合は、寒中見舞いや各種報告はがきとして改めて送るのがいいよ。

    喪中はがきを12月中旬までに出せなかった場合はどうしたらいいの?

    喪中はがきを出すのが年末に間に合わなかった場合

    年明けに「寒中見舞い」として挨拶を控える旨を伝えることができます。寒中見舞いは、松の内(一般的には1月7日)を過ぎた1月中旬から2月初旬までに出すのが適切です。

    寒中見舞いの文例

    寒中お見舞い申し上げます
    昨年〇月に〇〇(故人)が永眠いたしましたため、年頭のご挨拶を控えさせていただきました。
    本来なら早々にお知らせすべきところ、遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
    本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    ポイント

    1. 遅れてしまったことのお詫びをさりげなく伝える。
    2. 寒中見舞いの挨拶文を加え、寒中見舞いの体裁で送る。
    3. 控えめでシンプルなデザインにし、落ち着いた印象を与える。

    寒中見舞いであれば、年始を過ぎても失礼に当たらず、喪中の挨拶としての役割を果たすことができます。

    喪中はがきを出していない人から年賀状が届いた場合

    すぐに返信する必要はありません。年賀状の返礼を控えることが喪中の一般的なマナーとされています。

    対応の仕方

    1. 寒中見舞いで返信
      1月7日以降に「寒中見舞い」として挨拶を控えている旨をお知らせすることが、最も一般的で丁寧な対応です。
    2. 寒中見舞いの文例

      寒中お見舞い申し上げます
      ご丁寧な年賀状をありがとうございました。
      実は昨年〇月に〇〇(故人)が永眠いたしましたため、新年のご挨拶を控えさせていただいておりました。
      本年も変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます。

    3. ポイント
      • 寒中見舞いを用いることで、失礼なく喪中の旨を伝え、相手に気遣いを示すことができます。
      • 明るい言葉や新年の祝辞は控え、落ち着いた表現を心がけましょう。
    年賀状を頂いた方にも礼儀を欠かすことなく、喪中であることをお伝えできますね。

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    まとめ

    本記事では、喪中はがき、喪中とは、喪中はがきを出す時期、喪中の範囲、喪中はがきを送る範囲、書き方、注意点、出すのが間に合わなかった場合などについてお伝えしました。

    喪中はがきは、基本的なルールや注意点を押さえ、心を込めた文章を心がけましょう。差出人や宛名の書き方、送るタイミング、使用する言葉などのマナーを守ることで、受け取った相手に新年の挨拶を控える気持ちや状況を失礼なく伝えられますよ。

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    この記事を書いた人

    食べること、美容、健康が大切。腸活も始めて生活改善。皆さんに役立つ情報を発信します。

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