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台風とは
熱帯低気圧のうち北西太平洋または南シナ海に存在し、かつ低気圧域内の最大風速が約17.2m/s(34ノット、風力8)以上までに達したものをいいます。
強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすことが多いです。
気圧が最も低い位置を「気圧中心」といい、その位置と勢力で台風は定義されます。温帯低気圧との最大の違いは、前線を伴っていないことです。
台風発生
熱帯の海の上です。熱帯の海では太陽が強く照りつけています。そのため、海面の水が太陽によって温められ、たくさんの水蒸気となって空の上に昇っていくきます。それが大きな雲を作り、台風のもとになります。雲の周りでは湿った熱い空気がどんどん集まってきて、渦を巻くようになります。渦を巻く空気の流れはどんどん早くなって、風がますます強くなり、台風は生まれます。
台風の特性
巨大な空気の渦巻きで、地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。
進行方向に向かって右半円では、台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため強くなります。逆に、左の半円では台風自身の風が逆になるので、右半円に比べると風速は少し小さくなります。中心は「眼」と呼ばれ、比較的風の弱い領域になっています。
台風の寿命
台風の発生から熱帯低気圧または温帯低気圧に変わるまでの期間をいいます。平均5.2日です。
台風の番号とアジア名
毎年1/1以降、最も早く発生した台風を第1号とし、以降発生順に番号をつけます。
同時に台風にはアジア名がつけられます。北西太平洋または南シナの領域に用いられている固有の名前をつけます。
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