それ、自律神経の乱れてる?自律神経乱れ症状・原因・整え方を解説

「最近、疲れやすいな、イライラするな」と感じることはないでしょうか?それは、日々のストレス、不規則な生活があなたの自律神経に影響を与えているからかもしれません。

本記事では

自律神経とは、乱れると出てくる症状、乱れる原因、整える方法について紹介しています。

毎日を快適に過ごしていくにはどうしたらいいか悩んでいるあなたは最後まで読み進めてくださいね。

目次

自律神経とは

循環、呼吸、体温調節、消化、分泌、排泄など、基本的な生命活動(生体恒常性=ホメオスタシス)を維持する機能を担っています。特徴的なことは私たちの意志とは無関係に体の機能をコントロールする神経系です。主に「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられ、体内のさまざまな機能を調整しています。

  • 交感神経: 「アクセル」の役割を果たす神経です。活動やストレスに反応し、体を「戦うか逃げるか」状態にします。心拍数を上げ、血圧を上昇させ、エネルギーを瞬時に使えるようにします。
  • 副交感神経: 一方、「ブレーキ」の役割を担うのが副交感神経です。リラックスや休息時に働き、体を「休息と消化」状態にします。心拍数を下げ、消化器官を活発にし、エネルギーを保存するのに役立ちます。

自律神経はバランスを保つことで、体の健康を維持していますが、ストレスや不規則な生活習慣によって乱れることがあります。その結果、疲れや不調を感じやすくなることがあります。

自律神経が乱れると出て切る症状

自律神経が乱れると、体や心にさまざまな不調が現れます。主な症状としては以下が挙げられます。

身体的な症状

  1. 疲労感: 休んでも疲れが取れにくく、常にだるさを感じる。
  2. 睡眠障害: 寝つきが悪くなる、夜中に目が覚める、朝起きてもスッキリしない。
  3. 頭痛やめまい: 血行が悪くなることで、頭痛やふらつきを感じることがある。
  4. 胃腸の不調: 消化不良、腹痛、下痢や便秘など、消化器系に影響が出る。
  5. 冷えやほてり: 体温調節がうまくいかず、手足の冷えや顔のほてりを感じる。
  6. 動悸や息切れ: 心拍数が上がったり、急に息苦しくなることがある。

精神的な症状

  1. イライラ感: 些細なことに過剰に反応してしまう、落ち着かない。
  2. 不安感: 特に理由がなくても不安を感じたり、集中力が低下する。
  3. 抑うつ感: 気分が落ち込みやすくなり、やる気が出ない。

自律神経の乱れによる代表的な状態

  • 自律神経失調症: これらの症状が慢性的に続く状態を指します。医学的に診断されることがあり、特に原因が見当たらないのに体調不良が続く場合に使われます。

自律神経の乱れは、ストレス、不規則な生活、過度の運動や休養不足、環境の変化などが引き金となることが多いです。

自律神経が乱れる原因

自律神経が乱れる主な原因は、生活習慣やストレス、環境の変化など、体や心に負荷がかかる要因です。以下は、代表的な原因です。

1. ストレス

  • 精神的ストレス: 仕事や人間関係、家庭内の問題など、日常生活で感じるストレスが長期間続くと自律神経が乱れやすくなります。緊張状態が続くことで、交感神経が優位になり、副交感神経がうまく働かなくなります。
  • 身体的ストレス: 過度な運動、睡眠不足、長時間の作業など体に負担がかかる状況も、自律神経を乱す原因となります。

2. 不規則な生活

  • 睡眠不足: 睡眠のリズムが乱れると、体内時計が狂い、自律神経にも悪影響を与えます。寝る時間が不規則だったり、短すぎたりすることは特に影響を与えます。
  • 食生活の乱れ: 栄養バランスの偏った食事や、食事の時間が不規則であったり、過度なダイエットが自律神経の乱れにつながります。

3. 環境の変化

  • 季節の変わり目: 気温や湿度の急な変化は、自律神経に負担をかけます。特に、春や秋の季節の変わり目に体調を崩しやすくなる人が多いのは、気温の上下に体が適応しにくいためです。
  • 気圧の変化: 台風や天気の急変による気圧の変化も、自律神経のバランスを崩す原因となります。

4. 運動不足

  • 運動不足により、体全体の血流が悪くなり、自律神経の働きが鈍くなることがあります。適度な運動は自律神経のバランスを整える助けになります。

5. デジタル機器の使用

  • 長時間のスマホやパソコンの使用は、特に夜間のブルーライトが交感神経を活発にしてしまい、眠りを妨げて自律神経を乱す原因となります。

6. 過度の刺激

  • カフェインやアルコールの摂取が過剰になると、交感神経が過剰に刺激され、自律神経のバランスを崩しやすくなります。

これらの原因が重なることで、自律神経のバランスが乱れ、心身に不調が現れることがあります。

一部の薬が自律神経に影響を与え、副作用として自律神経のバランスを崩すことがあります。以下に、そうした薬剤の例とその影響を挙げます。

7.自律神経に影響を与える薬

  1. 抗うつ薬や抗不安薬
    • 一部の抗うつ薬(特に三環系抗うつ薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬〔SSRI〕)や抗不安薬は、自律神経系の機能に影響を与えることがあります。これにより、眠気、めまい、動悸などが起こることがあります。
  2. 降圧薬(血圧を下げる薬)
    • 血圧をコントロールする薬の中には、交感神経の働きを抑制するものがあり、これが自律神経のバランスに影響を与えることがあります。特に急な立ち上がりで立ちくらみを感じる「起立性低血圧」が起こることがあります。
  3. 気管支拡張薬(喘息治療薬)
    • 喘息などの治療に使用されるβ刺激薬やステロイドは、交感神経を活発にさせる作用があり、動悸や手の震えなど自律神経の乱れによる症状を引き起こすことがあります。
  4. ホルモン療法薬
    • ホルモンバランスに影響を与える薬剤、例えば甲状腺ホルモン薬や更年期障害の治療薬なども、自律神経に影響を与えることがあります。ホルモンの変動が自律神経に作用し、ほてりや冷え、不安感などが現れる場合があります。
  5. 利尿薬
    • 利尿薬は体内の水分バランスに影響を与えるため、血圧や心拍に変動を引き起こし、自律神経の働きに影響を与えることがあります。
  6. カフェインや刺激物を含む薬
    • 風邪薬や頭痛薬にはカフェインが含まれていることがあり、これが交感神経を刺激して、心拍数の増加や不安感などの症状を引き起こす場合があります。

自律神経を整える方法

自律神経を整えるためには、アロマテラピーの香りが有効です。特に副交感神経を優位にしてリラックス効果を高める香りが効果的です。以下は、自律神経を整えるのにおすすめの香りです。

1. ラベンダー

  • 効果: リラックス効果が高く、ストレス緩和や不安感の軽減、睡眠の質向上に役立ちます。副交感神経を活性化し、心身を落ち着かせます。

2. カモミール

  • 効果: 安眠効果があり、心を穏やかにしてリラックスさせます。不安や緊張を和らげ、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。

3. ベルガモット

  • 効果: ストレスや緊張を和らげる効果があります。気持ちを落ち着かせつつ、気分を明るくしてくれるため、リラックスとリフレッシュの両方に効果的です。

4. イランイラン

  • 効果: リラックス作用が強く、特にストレスや緊張で高ぶった気持ちを鎮めるのに効果があります。心拍数や血圧を落ち着かせる働きもあり、自律神経の乱れによる動悸や緊張を緩和します。

5. ローズ

  • 効果: 心の安定をもたらし、ストレスや不安を軽減する効果があります。副交感神経を活性化し、リラックス効果が期待できます。

6. サンダルウッド

  • 効果: 深いリラックスを促し、心を落ち着かせます。瞑想やヨガの際にも使われることが多く、自律神経を整えるのに適しています。

7. オレンジスイート

  • 効果: 明るく甘い香りが気持ちを前向きにしてくれます。リラックス効果があり、気分を落ち着けると同時にリフレッシュ効果も期待できます。

8. ティートゥリー

  • 効果: リフレッシュとリラックスのバランスが取れた香りで、免疫力向上にも役立ちます。気分を整えたい時や、ストレスを軽減したい時に効果的です。

使用方法

  • ディフューザー: 香りを部屋全体に広げるためにアロマディフューザーを使用するのがおすすめです。
  • アロマスプレー: 自宅や職場で手軽に香りを楽しむために、アロマスプレーを使うことができます。
  • バスアロマ: 入浴時に数滴のアロマオイルを湯船に垂らすと、リラックス効果が高まります。

これらの香りを日常生活に取り入れることで、自律神経を整え、リラックスした状態を保つのに役立ちます。

まとめ

本記事では、自律神経とは、症状、乱れる原因、整える方法についてでした。

何か症状等当てはまったり、気になることはありましたでしょうか?

現代はストレスがや不規則な生活が多い社会です。毎日を快適に過ごすには自身で自律神経を整えていくことも大切かなと考えます。皆さんの快適な毎日が送れるよう参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

食べること、美容、健康が大切。腸活も始めて生活改善。皆さんに役立つ情報を発信します。

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