花粉症に悩まされている方は年々増えてきています。また、昨年まで花粉症ではなかったけど今年からいきなり花粉症を発症する方も増えてきています。花粉症、みんなが気になり、かかりたくないものではないでしょうか。
本記事では、花粉症についていつくらいにピークなのか、症状、対策、対処法、花粉症の注意点等について説明しています。花粉症になりたくない方やこれ以上ひどくなりたくないという方は、最後まで読んでくださいね。
花粉症
植物の花粉が原因で引き起こされるアレルギー性の病気です。春先にスギやヒノキなどの花粉が飛散すると、多くの人がくしゃみや鼻水、目のかゆみ、のどの痛みなどの症状を経験します。花粉症は免疫系が過剰に反応して引き起こされ、体が花粉を「異物」と認識して防御反応を強く働かせることによって、これらの症状が現れます。
症状
主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、口腔内や喉のかゆみ、肌荒れなどです。場合によってはめまい、眠気、倦怠感、頭痛、イライラ感、精神的に落ち込むなどQOLが低下を感じます。
原因植物と時期
- スギ:年初~3月がピークで5月くらいまで
- ヒノキ:2月くらいから4月がピークで6月くらいまで
- イネ科:ほぼ1年中(主に5月~9月)
- キク科:ブタクサ・ヨモギは秋、カナムグラは8~10月
花粉が多く飛びやすい時
- 雨の日と雨上がり
雨が上がると遠くから飛散する花粉に加えて、地面の花粉も巻き上げられる為
- 朝と夕方
日の出とともに気温が上昇するにつれて花粉も浮遊しやくすなり、夕方の気温が下がるにつれて上空にあった花粉が下りて来る為(地形や地域差あり)
対策方法
- マスクやメガネ:外出時にマスクやゴーグルを使用して花粉を防ぐ。
- 服装:表面がサラッとした上着を着る
- 手洗いや洗顔:帰宅時に衣類や顔についた花粉を洗い流す。
- 薬物療法:抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬などが処方されることが多いです。
- 環境整備:空気清浄機の利用や、家の中に花粉が入りにくいように工夫する。
帰宅時の花粉対策ステップ
- 玄関で花粉を払う
- 帰宅したら、玄関の外で上着や帽子、バッグなどに付着した花粉を軽くはたいて落とします。特に肩や背中、靴などは念入りに払うと効果的です。
- 手洗い・うがい
- 帰宅後すぐに手洗い・うがいをして、手やのどに付いた花粉を洗い流します。のどの粘膜に付いた花粉を取り除くことも、症状の予防に効果があります。
- 顔や髪の洗浄
- 顔や髪にも花粉が付着しやすいので、特に目や鼻の症状がある場合には、帰宅後に洗顔やシャワーを行うとよいです。髪の毛に花粉が残ると、寝具にも花粉がついてしまうので、なるべく早めに洗い流します。
- 衣類の着替え
- 帰宅後は外出時の服をすぐに着替え、家の中には室内用の服を着るようにします。衣類に付着した花粉が家の中に散らばるのを防げます。
- 空気清浄機の使用
- 部屋に入る前に空気清浄機を稼働させ、花粉を含む空気を浄化しておくとさらに効果的です。特に玄関近くやリビングに設置すると、室内に侵入する花粉を減らせます。
- 洗濯物の管理
- 洗濯物はできるだけ室内干しにするか、乾燥機を利用します。どうしても外で干す場合は、取り込む前にしっかり花粉を払うことが大切です。
花粉症がひどくならない為に注意すること
1. 花粉情報を確認する
- 天気予報や花粉情報をチェックし、花粉が多い日には外出を控えたり、十分な対策をとるようにします。特に晴れた日や風の強い日は花粉が多く飛散しやすいです。
2. 適切な服装とアクセサリー
- 花粉が付着しにくい素材の服(ウールよりもナイロンなどのつるつるした素材)を選び、帽子やマスク、メガネを着用して肌や粘膜への付着を防ぎます。また、髪の長い人は帽子や束ねるなどして髪に花粉がつくのを防ぐと効果的です。
3. こまめな洗顔と手洗い
- 外から帰ったら手洗いや洗顔をこまめに行います。顔や手、首回りに付着した花粉を洗い流し、粘膜に入るのを防ぎます。特に目や鼻周りを洗うと、目のかゆみや鼻水を抑える効果があります。
4. 室内の環境整備
- 室内では空気清浄機を使い、フィルターを花粉対応にすることで部屋の空気をきれいに保ちます。また、室内に入る際には花粉を払い、帰宅後すぐに着替えを行うと家の中に花粉が広がるのを防げます。
5. 鼻腔のケア
- 鼻うがい(生理食塩水で行うと効果的)や、加湿器で部屋の湿度を適切に保つことで、鼻腔の乾燥を防ぎ、花粉症状の悪化を抑えます。乾燥すると粘膜が弱くなり、花粉の刺激を受けやすくなるため、注意が必要です。
6. 十分な睡眠と栄養
- 睡眠不足や不規則な生活は免疫力を低下させ、アレルギー反応を悪化させることがあります。バランスの良い食事と十分な睡眠を確保し、特にビタミンやミネラルが豊富な食品(野菜、果物、魚など)を摂ると症状が和らぎやすくなります。
7. 適切な薬物治療
- 症状がひどくなる前に、市販薬や医師の処方薬を使用して症状を抑えることも有効です。抗ヒスタミン薬や点鼻薬は、症状が出る前から使用すると効果が高いとされています。重症化しないうちに予防的に服用するのが理想です。
8. ストレスを避ける
- ストレスも免疫系に影響を与え、花粉症状を悪化させる要因となります。適度な運動や趣味の時間を確保し、リラックスすることを心がけると症状緩和につながります。
9.生活習慣を保つ
- 飲酒しすぎない
- 煙草をひかえる
花粉症対策に効果的な成分
腸内環境を整え、免疫システムを正常にする働きをもつ食品
- 乳酸菌
- ビタミンD
- 食物繊維
摂ると花粉症に効果があると言われているもの
乳酸菌やポリフェノール、EPA、DHA等
- ヨーグルト
- レンコン
- 青魚
- チョコレート
- 梅干し
- 甜茶
- ジャバラ
花粉症が悪化する可能性がある食べ物
口腔アレルギー症候群を起こす可能性あり
- トマト
- メロンやスイカ
- ジャンクフード
※果物は花粉症を引き起こす植物により異なる
まとめ
本記事では、花粉症についてご紹介しました。
花粉症の症状、対策、対処法等についてお伝えしました。辛い花粉症の時期を少しでも快適に過ごせますように参考になれば幸いです。
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